１８歳の誕生日

04 /06 2021

にゃふ～ん！

あのね・・・
今日はね、ごちそうが食べられる日なのぉ～　

今日はねえちゃんの誕生日なんだよ。
ねえちゃん、こんな日こそ、自分で更新すればいいのに、

「今日は私、お誕生日なんですニャ！」なんて、
そんなこと自分から言うのは、恥ずかしいことなんだって。
でもね、言わないと、誰も知らないもん。
「おめでとう」なんて言ってもらえないよね。

ねえちゃん、今日で１８歳なの。
もうねえちゃんじゃなくて、ばあちゃんなんだけど、
ボクにとっては永遠にねえちゃんだもん。
これからも「ねえちゃん」でいいよね。

それに、１５歳のボクも、うちでは永遠のお坊だもんね～。

１５年前の３月に、ここのおうちに来た時、
ねえちゃんはすご～く大きなネコさんだったの。
ボクのネコのお母さんは、野良さんだったから、とても痩せてて小さかったから、
だからねえちゃんを見た時「デカっ！」って思って、
なんだかすごく怖かったのを覚えてるよ。

うわぁ～ん・・・巨大なおばちゃんだぁ～

その頃のねえちゃんは５キロちかくあったんだって。
今は３キロあるかないかぐらい。
ボクが来てから、どんどん痩せちゃったみたいなの。

キラキラしてた３歳のころのねえちゃん

ボクのお世話が忙しくて、
ボクがごはんを欲しがるから、
ねえちゃんは、だんだん小さくなっちゃった・・・。

ねえちゃんはね、すごくいろいろなこと、ガマンしてくれてたみたいなの。
小さかったボクは、なんでも横取してたから、
ねえちゃんのベッドやおもちゃ、ごはんもおやつも、
なんでもボクに譲ってくれたの。

たくさんお世話をかけましたなの

もしもボクだったら、どうだったかな。
例えば、お庭にいたチビ子がうちの子になったら、
ボクはきっと、優しく出来なかったと思うの。
だから怖くて、チビ子に意地悪して、威嚇したりして、
チビ子がうちの子にならないようにしちゃった・・・。

ボク・・・心が狭いよね。
体は大きいのにね。
いろんなモノを取られちゃうのもイヤだったけど、
ねえちゃんを、小さいチビ子に取られちゃうのが怖かったんだもん。

ねえちゃんは、ねえちゃんなんだけど、
小さかったボクには、お母さんだったんだよ。
本当は今でも、一緒に寝たいし甘えたいけれど、
ねえちゃんが怒るから、ガマンしてるけど。